♯003 9th(ナインス)の省略

はじめに

自分が作曲したLo-fiでチルい音楽があるのですが、これに使われているコードにDM9(Dメジャー・ナインス)があります。

作曲音源のデータを添付しておきます。

コードの押さえ方は、

レ、ファ♯、ラ、ド♯、ミ

となります。

しかし、実際に演奏で弾いてみたら分かるのですが、構成音が5つもあるために弾くのが複雑で弾きづらいです…。


結論を言ってしまえは、今回は作曲なので演奏したわけではありません。したがって、5つの構成音を同時(自作曲において、正確には若干のズラし)に鳴らせる訳です。これが作曲の強みの部分です。

メリット・デメリットについても以降で載せています。

DM7の構成音

D メジャースケールは、

D – E – F# – G – A – B – C# – D

となり、Dmaj9 は、

1(D)・3(F#)・5(A)・7(C#)・9(E)

したがって、理論的にはA(ラ)=5th は構成音の1つで入ります。

実際の演奏では

ジャズやギターでは、響きをスッキリさせるために、5th(ラ=A)やルート(D)を省略することがよくあります。

省略してもコードの“性質”は同じなので、D(ルート)を省略 ・A(5th)を省略して 、

F#–C#–E

だけになっても名前は Dmaj9 で変わりません。