和音(コード)とは
二つ以上の音が同時に鳴り響く状態。基本的には3つ以上の音で構成される。
和音の種類
・三和音(トライアド)
3つ以上の音で構成される基本的な和音。
・四和音(セブンスコード)
4つ以上の音で構成される和音。音がさらに重なることで音に深みが増す。
コード進行とは
和音(コード)が どの順番で進んでいくか を表したもの。
例:C → G → Am → F(王道進行)
1個のコードはだいたい1小節(4拍)
コード進行の基本構造
コード進行には以下の役割がある。
トニック(T)→安定、家、着地 C / Am
サブドミナント(SD)→転換、動き出し F / Dm
ドミナント(D)→不安定、戻りたい G / Bdim
良いコード進行は、
T → SD → D → T(帰る)
という流れをしていることが多い。
定番のコード進行
・王道進行
C → G → Am → F
明るい・爽やか・泣ける
J-POPど真ん中の進行。YOASOBI、米津玄師、back number、アニソンでも大量に使用。
・カノン進行
C → G → Am → Em → F → C → F → G
バラード・壮大系の鉄板。パッヘルベルの「カノン」が元。
・4536進行
F → C → G → Am
キャッチーでポップ。サビに使うと強い。
・4563進行
F → G → Am → Em
切なくなる進行。アニメ系で多い。
・6415進行(小室進行)
Am → F → C → G
90年代〜現代まで王道。TK系・ボカロ・アニソンで非常に多い。
・3625進行(ジャズ)
Em → Am → Dm → G
おしゃれ・都会的。Lo-fi、R&Bでも定番。
コード進行を作るコツ
1. 最初と最後は「トニック(T)」にする
曲が自然に始まり、自然に終わる。
例:C → ? → ? → C
2. 不安 → 安心 の流れを作る
D(ドミナント)からT(トニック)へは最強の気持ちよさ。
例:G → C(解決感MAX)
3. 似た進行でも“リズム”と“長さ”で印象が変わる
例:C (2拍) → G(2拍) → Am(4拍)
これだけでオリジナル性が出る。
4. 上に乗せるメロディを意識する
コード構成音に着地すればメロディが自然に。
5. スケールを変えると雰囲気が一気に変わる
同じ進行でも
Cメジャー → Bメジャー
にすると一気に大人っぽい・クールに。
